穂先輩が甘々すぎる。



な、なに、どうして…?!


穂先輩に抱きしめられている理由がわからなくて、一瞬で頭の中が混乱する。


私の脳内は、ぐるぐるした渦巻きの絵文字でいっぱいいっぱい。


再び近くなった穂先輩との距離にドキドキが止まらない。


それに穂先輩はなんだか暖かくて、落ち着く。



「ほたるは何も悪くない。てかほたる、かわいい。」



すると、頭上から降ってきた穂先輩の低くて甘い声に、私は喉がつっかえる。



「………っ」


「まじでほたる以外の女に興味ないから。…てか、嬉しくてどうにかなりそうかも、俺。」


「え…?」



前にも言われた言葉に、ぴくりと肩が反応した。


それに嬉しいって、なにが…?


…私が、穂先輩にやきもちをやいていることが…?



「どうして…ですか…?」



純粋に疑問を感じて、私は穂先輩の胸に押しつけられたまま声を発した。


< 126 / 136 >

この作品をシェア

pagetop