穂先輩が甘々すぎる。
…って、待って。
や、やきもちを妬いているってバレてしまったってことは。
わ、わ、私が穂先輩のことを…好き…って思っているのもバレてるんじゃ…!?
ど、どうしようどうしよう…!
自覚は…十分にしたんだけれど。
本当に、好きという二文字だけで、体が蒸発しちゃいそうなくらいに。
でも、私まだ穂先輩に「好きです」と直接いう勇気が…全然、足りないよ。
「…知りたい?」
悶々とそんなことを考えている私のことを自身の体からそっと離した穂先輩は、私の両肩を掴んで、顔を覗き込むようにして首を傾げた。
その穂先輩の表情が、いたずらっ子みたいでかわいらしくて、私の胸がときめいた。
…って、質問を質問で返されてしまった。
なんでだろう…その意図はわからないけれど、私は穂先輩の質問に「はい」と首を縦に振った。