穂先輩が甘々すぎる。
すると穂先輩がふぅーっと軽く深呼吸をしながら、私の頭を撫でた。
いたずらっ子のような表情から一変、急に真面目な表情で私を見下ろす穂先輩に、調子が狂ってしまう。
私の頭を撫でる穂先輩の大きな手も、あたたかくて落ち着く。
「それは、ほたるのことが…。」
「は、はい…?」
一度言葉を区切った先輩の次の言葉を、私は穂先輩を見上げて、じっと待つ。
口を結んでしまった穂先輩…何か言いにくいこと…なのかな?
えっと、私…のこと…?
私が、どうしたんだろう?
「ほたるのことが、す____「穂ーっ!!」
すると、突然誰かが大きな声で穂先輩を呼んだ。
穂先輩の口が開いたのはわかったけれど、穂先輩を呼ぶ声に遮られてしまって、ほとんど聞こえなかった。
そしてその声に驚いた私は、慌てて思わず穂先輩から距離をとる。