腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】
エレベータに一緒に乗り込む。
21階のボタンを押して、すぐにエレベータは動き出す。
二人とも、急に黙ってしまって、
私はただ、前に立つ須藤先生の後姿を見ていた。
部屋にはいると、扉が待っていたようにそっと閉まる。
「あ、あの……」
「キスしても、いい?」
「え、も、もう……?」
私は困って、思わず先生に目を向ける。
先生はまっすぐ私の目を見ると、
「あげは? ちゃんと答えなさい。キスしてもいい?」
あ……ずるい。
こういう時までそう言う聞き方するんだから。