腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】
好き……?
え……今、私のことが好きって言った⁉
「え!?」
「あのさ、そもそも、それ、そんなに驚かれるのが、もうあげはらしいって言うかさ。僕、いろんな先生にも、みんなにも、わかりやすすぎる! ってからかわれてたの知ってる⁉」
「イヤ……」
「正直に言うとたぶん初めて会った頃から好きだった」
「……でも」
私が言うより先、須藤先生は続ける。
「あの時はさ、さすがに教授の娘って、普通の大学生は手を出せないよ。しかもまだ中学生だったしね……自分がロリコンかと本気で悩んだわ。それまでそんなことなかったし。とにかく不安になって、まぁ、その時期かな? 誘われたら手当たり次第に遊んでたかも。もうそれは若かったとしか言えない」
「キスしてたのも?」
私は思わず聞いていた。
中学の時、私の初恋が散ったのは、須藤先生が建物の影で彼女とキスしているところを見たからだ。