腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】
僕は車を降りると、お義母さんに頭を下げる。
「すみません、遅くなってしまって」
「ううん、いいのよ。首尾は順調?」
ふふ、といたずらっ子のようにお義母さんは笑う。
お義母さんは完全に僕の味方だ。
「そうですね」
「あの子、恋愛に関しては奥手だし、結構面倒でしょ? 主人がねぇ、テレビのキスシーンすら見せたがらなくて、あんな風になっちゃったし」
それを聞いて僕も苦笑する。
まぁ確かに。今どきの女の子にしては知識がなさすぎる。
でもそれは自分にも責任があることだ。
その責任はとるつもりだが。