腹黒策士が夢見鳥を籠絡するまでの7日間【番外編② 2021.5.19 UP】
「なんだったんだろ」
私がつぶやくと、
「鳥羽教授?」
とまた当たり前のように私の部屋に入ってきた須藤先生から声をかけられた。
もうそんなことに驚きはしない。
「そうですけど、なんか変でした」
「そう」
須藤先生は少し笑って私の前まで来る。
そして私の頬を触ってから、流れるように唇を撫でた。
「ひっ……!」
「ふふ」
その低い笑い声に、全身鳥肌が立つ。
でも、私はなぜかそれを振り払えないでいた。
これって、私はちゃんと覚悟できてるってことなのかな……。