天然お嬢と双子の番犬さん


なっ…!?え?へッ!??


「ど、何処から…!?」

「桃園に聞いた」



あ…それでさっき話してたの?

でもそれだけならもっと早く話しが終わったはず。三人は結構何か話し込んでいたはず。

和と湊の手が私の手を握る。手の甲をなぞり、指を絡める。

吃驚して立ち止まる私の前に立つ二人は屈んだ。そして私の手の甲にキスを落とした。


目が合う。
微笑む。



「僕に言う事ない?」

「俺に言う事あるだろ?」



かっこいいってずるい。



「昨日の続き。教えて?」



”すき”そう言って二人の頬にキスをした夜。


「俺等の事が、なんだって?」

「そ、れは……えっと、」


ちゅっ、

手の甲から手首へ唇が移動する。


「まっ、まって。それ恥ずかし、いっ」


ちゅ、ちゅっ、

手首、肘、二の腕…から頬へ。



「「ん?」」



和と湊の声が耳元で聞こえる。
心臓のが弾んでる。

聞こえてしまいそうで……、


「っ!?」


引っ張られた手が、和と湊の胸に触れた。ぐるぐる回る目が自分の鼓動が凄くうるさい。



──────……あ、れ。



ドキン、ドキン、



私の音じゃない。
手から伝わってくる。


「…え?」



和と湊からだった。
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