どうしているの?ねぇ、先輩…



「こっ、こんばんは!」

「こんばんはー」



美香の家に着いて、無事合流。

もふもふの羊みたいな上着を着てる美香は、超温かそう。



「んじゃ、神社行こーぜ」



俺たちが今から向かうのは、学校の裏にある小さな神社。

小さくても大晦日や三が日はそれなりに混雑するから、行くと大抵知り合いに出くわすのはいつものこと。



「おみくじ引いてー、お守り買ってー、甘酒飲んでー」

「寒いから火にもあたりたいな」

「美香、そのもふもふ燃えない?」

「そんなに近づかないし」

「いや、つーかその前に七瀬、迷子になんなよ?」

「なりませんよこんなところで」

「全然信用できねんだけど」

「くっ……前科のせいで」



楽しそうに話す瞬ちゃんと美香と並んで、いつもの通学路を通って神社に向かう。

そろそろ目的地の灯かりが見えてきそうな、一本道で。



「美香ー!」



後ろから美香を呼んだのは、めぐちゃんだ。



「あれ、めぐちゃん!あ、チトセくんも!」



めぐちゃんのほうに駆けていった美香が、俺らの少し後ろを歩く。

俺は瞬ちゃんの隣で、相変わらず同じ歩幅で歩いてく。


神社が近づくに連れて、人もどんどん増えてきた。

後ろでは、美香とめぐちゃんとチトセが、なにかの話しで大盛り上がり。


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