どうしているの?ねぇ、先輩…

<美香side>




「ん…?」


振り向いたら、真後ろを大ちゃん先輩が歩いてた。


あれ?眠いし寒いから来ないんじゃなかったっけ?



「こんばんは」



振り向きながら会釈をしたら、大ちゃん先輩の視線が上がって目が合った。



「……ぅん…」

「いや、こんばんはの返事はうんじゃねぇだろ」



瞬先輩が苦笑しつつツッコミを入れる。

いつ合流したんだろう。全然気づかなかったな。



「あれ、春田も来てたんだ」

「おー、はーるたー!!」



神社の入り口のところで、男女数人のグループがこっちを見てる。

瞬先輩の友達?って思ったけど……


あ……


その中に、あず先輩がいるのを見つけてしまって……


え、うそ……やだ。



「お、直人も一緒なんだ?」

「ちわーっす」



直人くんも先輩たちとは顔見知りなのか、話しの流れに溶け込んでいく。


私は誰とも話せなくて、どうしようって……すごく小さくなるしか出来ない。



「つーか春田、お前彼女ほっといてなに可愛い子と初詣来てんだよ」

「仕方ないよ、あずさが彼女じゃ瞬くんだってほっときたくもなるって」

「おいコラそこ、聞き捨てならないんだけど!」

「ぎゃははっ」


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