どうしているの?ねぇ、先輩…



2年生の先輩たちに囲まれて、居辛くて。


その上、彼女のあず先輩との話なんて……笑えない。


先輩たちの前で愛想悪くいていいはずないのに、こんなの無理だよ。


ねぇもしかして、このままみんなで初詣するの?


もしかして、瞬先輩とあず先輩が一緒に歩くとこ、見なきゃいけないの?


だったら私、もう帰りたい。


こんなところに、いたくない……



「つーか俺ら、大ちゃんお届けにあがっただけだから。よし、行こうぜ」



「行こうぜ」って言葉は、視線の先にいる私と直人くんに向けられた。

瞬先輩が歩き出すから、私と直人くんも歩き出す。



「あの、いいんですか…?」

「え、なにが?」

「あず先輩、いたのに……」



彼女なのに、一緒に歩かなくていいの?



「だって俺、お前らと約束して来てんじゃん」

「、…」



別に私のことが好きだからとか、そういうんじゃない。


わかってるけど、嬉しい気持ちが広がっていく。


だって彼女のところに……あず先輩のところに行かないでいてくれた。


こんなの、嬉しいに決まってる。


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