どうしているの?ねぇ、先輩…
<直人side>
「しゅんちゃーーん!」
「うお、!」
2月。
放課後の廊下で見つけた瞬ちゃんの背中に、後ろから思いっきりダイブした。
よろけてコケそうになった瞬ちゃんだけど、どうにか踏ん張って俺を受け止めてくれている。
「お、まえ!毎回毎回いい加減にしろよ!」
「なになに、こんなとこでなにしてんの?今日生徒会は?ないの?」
背中から降りたら、首を痛めたのか瞬ちゃんが擦りながらコキコキ曲げてる。
「生徒会、今日は出席率悪いからなし」
「ふーん、珍しーね」
瞬ちゃんが放課後の学校で暇そうにしてるなんて、相当珍しい。
生徒会がない日でも、いつも誰かに囲まれてばっかりの瞬ちゃんだから。
「ね、ね、こんな機会滅多にないからさ、ちょっとお茶付き合ってよ!」
「は?お茶?」
・
・
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「まじでお茶なんすけど。」
「言ったじゃん、お茶って」
自販機で買った緑茶を持って、2人で来たのは1階にある保健室。
保健室のおばちゃん先生は教員会議に行っちゃって、俺と瞬ちゃんの2人だけ。
回転式の丸イスに座る瞬ちゃんは、開いてる窓枠に腕と顎を乗せて姿勢悪く外を見ている。
校庭で練習しているサッカー部や陸上部の声が、開いてる窓から賑やかに聞こえてくるのがいい感じで心地良い。