どうしているの?ねぇ、先輩…
「、、…あの、」
『なに。』
「、…」
繋がった声は、どうしてか……
とても低くて、冷たかった。
「、、…」
「………」
怖くて、これ以上何も言えない。
『用がないなら切るよ。今立て込んでるから』
「あ、待っ……」
プー、プー
「……」
一方的に切られたスマホが、悲しすぎて……
「、ッ……っ」
震える手で、壁に思いっきり投げつけたら、
ガシャン!って激しい音と共に、スマホは割れて壊れた。
「、…ぅっ、……、、…」
どこに行けばいいのか……
「、、……ッ、…ぅぅ、、」
どうやって生きていけばいいのか……
「、ぅ、…、、うぅ、、……」
誰を頼ればいいのか……
「、ぅ……うわぁぁぁぁ、、!」
リビングの中のものを、めっちゃくちゃにするように壊した。
食器も、家具も、テレビも、全部。
床に落ちて割れるお皿や、倒れて傷だらけになるテレビ。
全部壊れてしまえばいい、こんな家も思い出も、もう全部消えてなくなればいい。
もう私には、何もない。
どこを探したって、何も残ってないんだから。
もう、何も……
「……美香?」
「、…ッ、……」
割れた破片の上に座り込む私の耳に、章くんの声が届いた……