どうしているの?ねぇ、先輩…



「なんで」

「瞬先輩と、約束したから、…」

「……」

「ずっと一緒にいるって、約束したから……」

「……」

「だから、」

「じゃあなんでここにいねぇんだよ!」

「、…ッ……」

「おかしいだろ、彼氏なんだろ!?なんでここにいねぇんだよ!」



そんなの、わかんない。


わかんないけど、でも……



「来て、くれるもん、…」

「……」

「…っ……、待ってたら来てくれるもん」

「なんであんなやつ信じんだよ!」

「だって約束したんだもん!来てくれるもん、瞬先輩嘘つかないもん!!」

「、…」

「絶対来る!嘘じゃないもん、…!!嘘じゃないんだもん!!」

「、」



来てくれる……


待ってたら、絶対来てくれるから……







「……あいつ今、元カノんとこにいるよ」







 


血が見えた。


座り込む足から流れている血。



私の血なのか、それとも章くんも破片が刺さってケガをしているのか……



「…………嘘だ」

「嘘じゃねぇよ」

「、嘘だもん」

「嘘じゃねぇんだよ!!」

「、…」



嘘だよ。


そんなの絶対、嘘だもん……



そんなの……




「なんでそんな嘘つくの!、、章くんなんて嫌い!大っ嫌い!!」

「美香!」

「やだ、離して!」

「、美香!!」

「、…ッ、……」



押さえつけられるみたいに抱きしめられた体は、震えも涙も止まらないまま。



それでも私はずっと……瞬先輩だけを想っていたのに。



< 400 / 550 >

この作品をシェア

pagetop