どうしているの?ねぇ、先輩…
<瞬side>
体育祭、当日。
見事なる晴天に恵まれたこの日は、朝から生徒会の仕事に追われていた。
「美香遅いなー、寝坊してるんですかねー?」
「チームのテントのとこにいない?」
それぞれに校庭内をバタバタと走り回りながら、まだ姿を見せない美香をみんなが気に掛けている。
「私テント見てきます」
「あ、俺行くわ」
歩き出そうとした西沢さんを止めて、すぐに追い越し歩いていく。
昨日……つまらない嫉妬で最悪な態度を取ってしまったことを、謝らなきゃなって。
「………」
“俺もう、中学のときにあいつとヤッてるから”
あの言葉、思い出したら今でもすげぇむかつくし、イライラする。
過去のことに嫉妬したって意味ねぇってことも、分かってるのに。
それでも昨日は全然、抑えられなかった……
1日経って、やっと少し冷静になれたから。
昨日の電話のこと、ちゃんと謝って、ちゃんと話をしなきゃなって……
そう思いながら歩いていたら。
「あ、瞬くーーん!」
あずと友達数人が、俺を見つけて駆けてきた。