どうしているの?ねぇ、先輩…



「まぁいいじゃん、今は洋平が付き合えてんだから」

「そうだけどさ。しかも瞬は瞬でいつも『昨日七瀬がさー』とか、『さっき七瀬とさー』とか、七瀬七瀬うるせぇの!」

「え」

「おま、余計なこと言うな!」

「うるせぇから早く付き合っちまえよって、俺とごっつはいっつも話してたんだよな」

「そう。だから付き合ったって聞いたときは、やっとか。って思ったよ」

「……」


そんなことがあったのか、って。

私もにっしーも知らなかった、高校生活での先輩たちのその話に衝撃を受ける。


でもそっか、先輩たちも影で色んなことを話してたんだ。

私とにっしーが些細なことでキャーキャー言っていたみたいに、同じように賑やかに過ごしていたんだなって。

にっしーと2人、顔を見合わせて笑ってしまった。


「懐かしいなー、あの頃」


制服姿の当時を思い出したら、なんだかくすぐったい気持ちになった。

まるで今、生徒会室にいるような気分になって……


なんでだろう。

泣きそうなのに、いつまでもずっと笑ってた。


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