どうしているの?ねぇ、先輩…
「ダメじゃない、デス…」
私の声に「よかった」って笑いながら、巻きつく腕に力が込められた。
「この状態で寝るんですか?」
「うん」
「見られたら、恥ずかしくないですか?」
「いーよこんくらい」
「……」
「恥ずかしい?」
「ちょっと…」
いや、かなり、かな。
だってこんな、瞬先輩が私に絡みついてる状態。
嬉しいけど、でも……
「俺、今は離れらんないよ?」
「……」
「離せって言われても、無理だから」
まるでワガママな子供みたいにそう言ったあと、体は更にきつく引き寄せられた。
元々隙間なんてなかったのに、更に隙間はなくなって。
心臓の音、伝わっちゃいそう…
「って言っても、体痛いか。いいよ、美香はベッドで寝て」
「でも、」
「一緒に寝たらやっぱ我慢できなくなる」
「……」
それを言われてしまったら、従うしかない。
「けどあと1分だけ、このままでいて」
「、…」
それから1分間、会話もないままただ強く抱きしめられて…
本当は離れたくないって思ってたけど、今日はやっぱり別々に寝ないといけないから。
1分後、私はベッドに移動した。