どうしているの?ねぇ、先輩…
「……話さなきゃ」
だからこそ、”ちゃんと知りたい”って言ってくれた先輩に、私も正面から向き合わなきゃいけない。
先輩が気にしている章くんのことも。それから……
きっと、いちかさんのことも。
今すぐにでも向き合って、ちゃんと話がしたい。
お風呂から上がってくるまでなんて、待っていられない。
だから……
「あの、」
「うおっ、なに、覗き?」
脱衣所の扉から少しだけ顔を出したら、上着を脱ぐ途中の先輩がいた。
「…やっぱり、入ってもいいですか」
「え?」
「お風呂、私も一緒に…」
「……」
私の声に、先輩が言葉を失う。
は?え?って、今度は先輩のほうが焦ってる。
「……冗談?」
「じゃないです」
「……」
「マジ?」
「大マジです」
「…………」
「ダメ、ですか」
「いや、ダメっつーか…」
とんでもない提案をしている自覚はある。
だけど、1秒でも早く話しがしたいから。
「…じゃあ、一緒に入る?」
「……はい」