弔いの鐘をきけ

「まだ言うんだね。不器用で強情なジェシカちゃん。そろそろ本気で泣かせたくなってきたよ」

 もう充分身体は準備ができているというのに、ジェシカは頑なに首を振る。一度は抱かれることを是としたのに、手と口だけで何度も絶頂に導かれたことで怖気づいてしまったのか、ミトが裸になって分身を見せつけ彼女の秘密の入り口へと添えた途端、ぷい、と顔を背けてしまう。凍りついた彼女の横顔が、彼の劣情に発破をかけていることなどついぞ知らずに。

「ニコールが死んで悲しいのは俺もおなじさ。だけど、それ以上にいま、君を俺の腕のなかでなかせたい――っ」
「……っ!? イ、アッ、あぁああ―――ッ……!」

 強引にめり込む彼の楔の圧迫感と痛みが、一息にジェシカを襲う。
 彼の指や舌では到底叶わない、太くて硬いおおきなものが、まるで少女の腹を食い破るかのように――そして。



 ジェシカは女になった。
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