ちょっと大人だからって、ずるい。


「おーい、茅。その前に」


「う…」


それを引き留める、唯さん。


唯さんの言葉によって、リビングから立ち去ろうとしていた金髪…もとい、茅が戻ってきた。


ばつが悪そうな顔をして、私の目の前の席に座る。


「あ…あのな、…先に行っとくが、俺は女が大っ嫌いだ!」


「は?」


こちらを見ようともせず、うつむき加減のまま叫ぶ茅。


女が、嫌い?…なの?


「それで…その…悪かったな!!巻き込んじまって!!」


「???」


女嫌い宣言からの、謝罪。


一体どういうことなのか。


しかし、次の一言ですべてが分かった。


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