ちょっと大人だからって、ずるい。



「……っていうか、服着て!!」



先ほどの湊都と唯さんの会話。
それに似たような意味不明会話を繰り広げる2人を遮るように、私は叫んだ。


何故ならお風呂上りらしい楓葉は、肩からバスタオルをかけているものの、上半身裸の状態だからだ。


男の人の体を見る機会なんてないので、思わず顔が熱くなるのを感じる。




「え、なにはるちん。もしかして彼氏とかいないの?」


「こいつに彼氏なんかいるわけないだろ」


「は、はぁ!?失礼ね……余計なお世話よ!」


「あ~そっか~。…まぁお嬢様だもんねぇ」



うるさい茅は置いといて。


服を着ててもエロエロオーラだった楓葉。


上裸だともう、それはもうフェロモンが出まくっていた。


私の学校は中高一貫の女子校なので、最近では男性に触れ合う機会がなかったからか。

もう心臓がバクバクとうるさい。
ほんと楓葉は心臓に悪い。


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