心理作戦といこうか。
役所の社員用通行口で警備員さんに社員証を見せたら、直接自分の持ち場へ行く。
いつもと同じ朝の挨拶にいつもと同じ状況に昨夜の事は夢だったんじゃないかと、現実逃避が楽しくなってくる。
持ち場に着き「おはようございます。」と、既に着いている職員に挨拶をして自分のデスクに荷物を入れたら、窓口へと向かうと業務がスタートする。
の、前に今日はお砂糖とミルクたっぷりのコーヒーを淹れてほっと一息してから始める。
以前はタイムカードがあったけど時代の流れで社員証をかざすだけになってしまったのが、少し寂しく感じる。
玲くんのマンションもだが、アナログ好きな私からしたら楽しみの減るデジタルの世界は窮屈に感じてしまう。
甘いコーヒーにうっとりしていると黄色い声が聞こえる。
「ね!ね!水谷さん!
あそこにいる人、めっちゃかっこいいの!!
ほら!あそこでスマホを弄っている長身のスーツのひと!
あ~~でも、このフロアにいるって事は家庭持ちだよね~
残念だなあ~」
興味津々と目を白黒させているのは、一つ下の後輩である、菅野 美花(かんの みか)ちゃんの視線を辿る。
!?
「ゴホッえっ!?」
コーヒーブレイクが突然、終了した。
見覚えのある男性にドキッとした瞬間、目が合ってしまった。。。
何故、彼がこのフロアに居るのかは謎だけど…もしかしたら、目的地までの場所が分からず迷ったのか?と思い声を掛ける。
「れっ玲くん?
どうしたの!?
迷っちゃったの!?」
「真琴!良かった。
ここじゃなかったらどうしようかと少し迷ってた。」
やはり、慣れない場所で迷ったらしい。
いつも完璧なひとでもやはり、苦手分野とはあるのかと。
いつもと同じ朝の挨拶にいつもと同じ状況に昨夜の事は夢だったんじゃないかと、現実逃避が楽しくなってくる。
持ち場に着き「おはようございます。」と、既に着いている職員に挨拶をして自分のデスクに荷物を入れたら、窓口へと向かうと業務がスタートする。
の、前に今日はお砂糖とミルクたっぷりのコーヒーを淹れてほっと一息してから始める。
以前はタイムカードがあったけど時代の流れで社員証をかざすだけになってしまったのが、少し寂しく感じる。
玲くんのマンションもだが、アナログ好きな私からしたら楽しみの減るデジタルの世界は窮屈に感じてしまう。
甘いコーヒーにうっとりしていると黄色い声が聞こえる。
「ね!ね!水谷さん!
あそこにいる人、めっちゃかっこいいの!!
ほら!あそこでスマホを弄っている長身のスーツのひと!
あ~~でも、このフロアにいるって事は家庭持ちだよね~
残念だなあ~」
興味津々と目を白黒させているのは、一つ下の後輩である、菅野 美花(かんの みか)ちゃんの視線を辿る。
!?
「ゴホッえっ!?」
コーヒーブレイクが突然、終了した。
見覚えのある男性にドキッとした瞬間、目が合ってしまった。。。
何故、彼がこのフロアに居るのかは謎だけど…もしかしたら、目的地までの場所が分からず迷ったのか?と思い声を掛ける。
「れっ玲くん?
どうしたの!?
迷っちゃったの!?」
「真琴!良かった。
ここじゃなかったらどうしようかと少し迷ってた。」
やはり、慣れない場所で迷ったらしい。
いつも完璧なひとでもやはり、苦手分野とはあるのかと。