心理作戦といこうか。
今は散ってしまった桜の木の下へと辿り着いた。その刹那ーーーーーキスをされた。
「この木の下と一緒に写る真琴に恋に落ちた。
真琴の事はそれこそ、保護者の感覚で見守っていくつもりだったけどそれは無理だと知った瞬間だった。
真琴の隣に、ずっと一緒にいるのは俺じゃなきゃ嫌だと恋愛感情を認める。そんな瞬間だった。」
ポロポロと涙がこぼれ落ち、それを右手で拭ってくれた。
これは、嬉し涙ーーーーー。
「うん。」ちゃんと聞いているとサインを送るように頷く。
私が高校一年生の時、玲くんは大学四年生?かな?
その頃は私は新しい友人に囲まれて毎日ワイワイしていた。
玲くんの事は忘れてないけど、雲の上のような存在の玲くんを忘れようとしていた…。
「だから、真琴以外あり得ないんだよ。
もうひとつ連れて行きたい場所があるから車に戻ろう。」
「うん。」と言うと自然と手を繋がれ駐車場へと続く道を進む。
今度は何処へ行くのだろう?と窓越しに景色を見ながら進む方向へと目を向ける。
「玲くん?何処に行くの?」
「もうすぐ着く。
真琴が知らない場所には連れて行かないから不安にならなくて大丈夫だから。
ほら。もう着いた。」
ああ。此処?
決して嘘を吐かない玲くんはそのとおりに私の知っている場所だった。
「この木の下と一緒に写る真琴に恋に落ちた。
真琴の事はそれこそ、保護者の感覚で見守っていくつもりだったけどそれは無理だと知った瞬間だった。
真琴の隣に、ずっと一緒にいるのは俺じゃなきゃ嫌だと恋愛感情を認める。そんな瞬間だった。」
ポロポロと涙がこぼれ落ち、それを右手で拭ってくれた。
これは、嬉し涙ーーーーー。
「うん。」ちゃんと聞いているとサインを送るように頷く。
私が高校一年生の時、玲くんは大学四年生?かな?
その頃は私は新しい友人に囲まれて毎日ワイワイしていた。
玲くんの事は忘れてないけど、雲の上のような存在の玲くんを忘れようとしていた…。
「だから、真琴以外あり得ないんだよ。
もうひとつ連れて行きたい場所があるから車に戻ろう。」
「うん。」と言うと自然と手を繋がれ駐車場へと続く道を進む。
今度は何処へ行くのだろう?と窓越しに景色を見ながら進む方向へと目を向ける。
「玲くん?何処に行くの?」
「もうすぐ着く。
真琴が知らない場所には連れて行かないから不安にならなくて大丈夫だから。
ほら。もう着いた。」
ああ。此処?
決して嘘を吐かない玲くんはそのとおりに私の知っている場所だった。