婚約破棄されたので、森の奥で占いお宿をはじめます。
馬車に乗り込むと、まず最初に座る場所でもめ出した2人。なんなら、2人で隣り合って座って欲しい……

結局は行きと同じように座りつつ、それでもまだ子どものようなやりとりをする2人を呆れて見ていると、快調に進んでいた馬車が、ガタリと揺れた。


「いったあ……」

ぶつけてしまった頭をさする。


「盗賊です」


並走する騎士の言葉に、アルフレッドもルーカスも一気に緊張感を高めた。窓から様子を伺いながら、それぞれ剣に手をかけている。


「魔女だ。魔女がいるぞ!!」

「ルーカス様。鼻と口を塞いでください」


ジャレットの言葉に、ルーカスは私が手渡したハンカチで素早く鼻と口を塞ぎ、アルフレッドと共に飛び出した。


外からは、剣のぶつかり合う音が響いてくる。そのたびに体を震わせてしまう。

どんな状況になっているのだろうか?






< 199 / 260 >

この作品をシェア

pagetop