婚約破棄されたので、森の奥で占いお宿をはじめます。
「なんのことかわからんが、ここはグリージア王国だ。マージュミアルの魔女、ミランダよ」

「まあ、こちらも王子様ね。なにかしら?」


アルフレッドに目を向けたミランダは、彼にも妖艶な笑みを向けた。


「おまえの向かう先は、レナード・カニンガムの元か?」

「ええ、そうよ。バカで可愛い私のレナードの元よ。でも……」


辺りをざっと見渡したミランダは、再び2人に妖艶な笑みを向けた。


「一歩遅かったようね。残念だわ」

まるで茶化すように言うミランダに、ルーカスがグッと奥歯を噛み締めた。


「俺の国の獣人達を、マージュミアルに連れ去っているのは、おまえだな。ミランダ!!」

「ええ、そうよ。勇ましいオオカミさんを、なんでも言うことを聞く仔猫ちゃんにしちゃうなんて、最高でしょ?それができるのは、魔女の中でも私だけなの。すごいでしょ?」

「くっ……貴様……」



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