会長サマと、夢と恋。
……このまま、自惚れてしまいたい。
きっと会長は、ほんとうのことは照れて言ってくれないだろう。
でも、そういえば会長は誰とも付き合う気ないって言ってたんだっけ。
じゃあやっぱり、ただの自惚れかもしれないけれど。
だとしても、わたしは……。
「岸会長、好きです」
自分でもびっくりするぐらいすんなりと、まるで息を吐くみたいに、言葉が溢れてきた。
……岸会長に、二度目の告白。
最初に流されたのも合わせると三度目だ。
我ながらしつこいと思う。だけど、
(わたし、少しは胸を張って、会長に「好き」だと言える存在になったかな)
そう思うと、会長への気持ちをいま、伝えずにはいられなかった。
わたしの告白を聞いて、少しだけ驚いた表情になった岸会長。
それからすぐため息をついて、書類整理をしていたわたしの手を引いて。
「……アホ。生徒会に所属してるうちは、付き合う気ないって、言っただろうが」
って言葉が聞こえたと思ったら……その場で会長に、抱きしめられていた。