君がすべてを忘れても、この恋だけは消えないように
「うん。男同士ではよくこのモールに遊びに来るんだけどさ。やっぱりそうなるとカフェとかよりファーストフードになっちゃうんだよ。ま、別にハンバーガーも好きだけどさ。だから栞と来られてよかった」
「え……。樹くんとなら、カフェに来てくれる女の子なんていっぱいいると思うけど……?」
素直に思った疑問を言葉にする私。
すると樹くんは苦笑を浮かべた。
「うーん。そういうのめんどくて」
「……?」
彼が言っている意味が分からなかった。
そういうのって何?
何がめんどいのだろう?
それなら私とここに来るのもめんどいのでは?
よくわからなかったけれど、あまり彼が乗り気な話題に思えなかったから、それ以上追及するのはやめた。
――すると。
「あのさー、栞」
「え……」
今まで緩い感じで話していた樹くんが、急に真剣な表情になったので私は身構えた。
な、何の話をするんだろう?
何かの相談……?
でも私たち、まだそんなに深い話をする仲じゃないと思うんだけど……。
突然の彼の変わりっぷりに、緊張してしまった私だったけれど。
「え……。樹くんとなら、カフェに来てくれる女の子なんていっぱいいると思うけど……?」
素直に思った疑問を言葉にする私。
すると樹くんは苦笑を浮かべた。
「うーん。そういうのめんどくて」
「……?」
彼が言っている意味が分からなかった。
そういうのって何?
何がめんどいのだろう?
それなら私とここに来るのもめんどいのでは?
よくわからなかったけれど、あまり彼が乗り気な話題に思えなかったから、それ以上追及するのはやめた。
――すると。
「あのさー、栞」
「え……」
今まで緩い感じで話していた樹くんが、急に真剣な表情になったので私は身構えた。
な、何の話をするんだろう?
何かの相談……?
でも私たち、まだそんなに深い話をする仲じゃないと思うんだけど……。
突然の彼の変わりっぷりに、緊張してしまった私だったけれど。