小説「グレイなる一族」

エピソード64 「ユメウツツ」

エピソード64 「ユメウツツ」

I am GALY・・
私の名は、グレイ

もうひと夏かぎりの恋なんてどうでもいいと男はやけ食いを重ねたあげくが結局重ねたやけ食いが仇となり、今タンスに閉まってある服のウエストが全然合わなくなり泣く泣く過酷なダイエットしなければならないと思うのだが、痩せたいでも食べたい・・そんな欲求に勝てず、全ては筋肉だと言い張る男の背中の哀愁がたまらない食欲の秋である。私は、長い夢の旅路を「グレイ大通り」に設置されている大きなソファーの上で誰の遠慮もなしに旅している・・

グーカーポーカーカーポーピュンピュンポー!(グレイの鼾)

夜半過ぎ、「セバス」がキャンキャン鳴いているがまだどうせお腹が空いて好物の鰹節スライスをくれと私にせがんでいるようだが私は、太りすぎが嫌いなので無視していると、
「セバス」が勢い良く私の胸にダイブしてくるではないか・・

セバス「ニャオーンニャオーン」







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