小説「グレイなる一族」

エピソード十個` 「グレイなる汚染」

エピソード十個‘  「グレイなる汚染」

I am GALY・・
私の名は、グレイ

私はエピソード13は縁起が悪いから、今回確信犯的にエピソード13を飛ばしている小心者の神様(作者)に本当にチキンじゃねえか?などとは言わない優しさを持つ由緒正しき誇り高き「グレイランド」の長たる者だ。

よいしょと、さて今日も「グレイランド」の一日が始まった。なかなか、気持ちの良い朝ではないか・・良い天気だし、良い風も吹いているようだ。「グランマ」は私の朝食を準備すると、颯爽と「グレイ農園」に出掛けていった。「グレイ農園」は「グレイ大通り」を東へ80歩ほど向こうの一帯を言う。彼女は一度「グレイ農園」に出掛けるといつも昼過ぎまで帰っては来ない、「グランマ」は最近、自身の運動不足解消の為と家計の為、「グレイ農園」であらゆる野菜を作る事に執念を燃やしている残念ながら、「グレイ農園」から私が食べる事が出来る物は得れないらしい。主に「アーノルド」や「セバスチャン」用の食物を作っているらしい・・まあ彼らは私よりも地位が低いので自給自足の品を食べるのはすごく良い事なのだろう。

そうこうしている内に少々喉の方が渇いてきた・・「一番絞りの水」でも飲みたいものだ。しまった、「グランマ」は「グレイ農園」に行っていないし・・どうしたものかふっと見上げると「セバスチャン」と目が合った。でも、「セバスチャン」じゃな・・でもこの間新しい爪磨ぎやまだ一度も食べた事のない(現在まで続いている。)猫用カツオ焼きカツオや焼きササミかつお味を買って来てくれたのは彼だしな・・万が一一度ある事は二度あるというしダメ元で甘甘してみようかしら・・もしかしたら、改心してるかもしれないし・・要は二割五分に命中すればいいのだ。

グレイ「おーいセバスチャン!!」
私は、「セバスチャン」の足元に近づき思い切って彼の足に甘え甘えを行ってみた。

セバスチャン[・・・・・・・・・・・・]
まるで返事がない。死人のようだ。再度私は、トライしてみた・・

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