蜜甘同居こじらせ中 その後 短編集


「それから、俺の耳元で囁いて。
 こんな風に」



「ん?」と
 首を傾げた私の耳に

 ふ~と、甘い吐息が吹きかけられ。



「ひゃっ///」


 火照った耳に手を当て

 私は綺月君の腕の中で、
 飛び跳ねてしまった。




「俺、まだ何も
 言ってないんだけどな~」


「だって……」


「心美、
 顔だけじゃなくて、耳まで真っ赤」



 わわわ///

 覗き込むように、
 私の顔をまじまじと見ないでよ///



 心を許した相手にしか見せない、
 八重歯がちらつく
 やんちゃ顔で見つめられたら。


 私の心臓は、乱れて乱れて。

 壊れちゃいそうになるんだから。


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