天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
「俺、自分の目の届くところに季帆を置いておきたかったんだろうな。かなり怖いヤツだな」
「あはっ。それは怖い」


 陽貴さんが私をクラークに推薦したのは、私の看護師の仕事への未練を感じ取っているからだとわかっている。
 でも乗っておいた。


「うわ。嫌われないように気をつけよう」


 おかしくて噴き出しそうになる。
 嫌いになるわけないのに。


「日高先生の奥さんってどんな人だろう。どうやって知り合ったのかな」

「昔、付き合ってたけどいろいろあって別れてしまったらしくて。奥さんがアッペで野上に運ばれてきて再会したんだ。それで、アイツがオペをした」

「え!」


 そんな運命的な再会があったのか。


「で、奥さんの内臓を他の男に触らせたくないと恋心が燃えたらしいよ。まあ、ずっと未練があったのは知ってたけど。それで今度こそはと押しまくって結婚」

「内臓って……」


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