天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
「季帆、そろそろ起きないと遅刻するぞ」
「はっ!」


 陽貴さんに起こされて飛び起きると、すでに着替えを済ませている彼はクスクス笑っている。


「朝から誘うなよ。まだ足りない?」
「あ……」


 裸のまま眠りについたのを忘れていてあわてて布団を被ると、彼はベッドに腰かけ「おはよ」と額にキスを落とす。


「無理させた?」
「そうね。させた」


 もう腰がガクガクだ。


「あはは。季帆がかわいいから悪い」


 昨晩の不安そうな顔なんてどこにいったのか、いつもの柔らかい笑顔が戻ってきていてホッとした。


「季帆がリセットさせてくれたから、今日も頑張れそうだ」
「うん」
「季帆の好きなサンドウィッチ買ってきたぞ」


 彼は私の頭を優しくなでてからベッドルームを出ていく。

 すぐに身なりを整えてリビングに行くと、コーヒーまで用意されていた。
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