天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
「よし、終了。お疲れさま」
「お疲れさまでした」


 すべての処置が終わり関先生が声をかけると、全員の声がそろった。

 木藤先生はその後、ICUへと運ばれていき、陽貴さんと関先生も出ていった。



「さすが大学でバリバリやってただけのことはあるわね。見事だった」


 着替えをしていると、外回りを担当した先輩ナースに声をかけられて目頭が熱くなる。


「ありがとうございます。突然の勤務なのに、受け入れてくださった皆さんには頭が上がりません」


 通常ではありえない勤務形態で、不満があるナースもいたはずだ。


「正直、本当に大丈夫?って声もあったんだけど、倉田先生がさかんに優秀だよっておっしゃるから。でも、その通りだった。倉田先生とは阿吽の呼吸だったし、長年コンビを組んできたみたいだったよ。初めてなんだよね?」

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