天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
「沖縄で覚悟しろ。ってわけで、とりあえずメチャクチャにする」


 どういうわけなの?

 まったく支離滅裂だが、彼の強い愛だけは伝わってくる。


「季帆。俺だけ見てろ。他の男なんて無視でいい」


 私よりずっと大人だと思っていた彼が、こんな無茶なわがままをぶつけてくるとは思わなかった。
 けれども、激しい嫉妬がうれしくもある。


「他の人なんて、見てないよ。陽貴さんだけでいいから。……んっ」


 すぐさま重なった唇から甘い吐息が漏れると、彼は私を翻弄しだした。

 その夜はソファで、そのあとバスルーム、そしてベッドと三度も激しく愛しあった。

 熱い愛撫から体をよじって逃げようとしても許してはもらえず、全身を真っ赤にしてずっと悶えていた。


 沖縄に発つ木曜日。

 ソワソワしながら仕事を終えて病院を出ると、すぐに陽貴さんからメッセージが入った。


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