天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
 翌日は快晴で、リビングルームの窓の眼下にはエメラルドグリーンの海が広がっていた。


「水平線まで見える」


 視界を遮るものがなにもないからか、遠くまで見渡せて気分は最高だ。


「きれいだな」


 陽貴さんは私を背中から抱き寄せた。


「今日は海に行こうか。そこ、このホテルのプライベートビーチなんだ」
「素敵!」


 沖縄旅行と聞いてからあわててビキニを購入した。
 それを着るのはちょっと恥ずかしさもあるけれど、この美しい海で泳いでみたい。

 彼と一緒に豪華な朝食を楽しんでから、ビキニの上に長めのシャツワンピースを羽織ってホテルを飛び出した。

 白いサラサラの砂浜にはパラソルが準備されていて、まずはそこに座って海をバックに記念撮影。

 結婚してからのツーショット写真が初めてなのに気づいて口角が上がる。


「季帆、日焼け止め塗って」
「うん」


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