天才脳外科医は新妻に激しい独占欲を放ちたい
 彼はパラソルの下でTシャツを脱ぎ捨てて、ベンチにうつぶせになった。

 きれいな筋肉……。

 昨日、この体に抱かれたのだと思うと鼓動がうるさくなる。

 しばらくして塗り終わると、彼は座って口を開いた。


「なあ、ふたりとも焼けて帰ったらまずいかな」
「当然でしょ?」
「それじゃ、俺も塗ってやる」


 自分の手で届く範囲はしっかり強めの日焼け止めを塗ってきたが、背中は不安だ。

 私は素直にワンピースを脱ぎ彼に背を向けた。


「季帆ってスタイルいいよね。小さい頃に海に行ったときの幼児体型のイメージしかなかったから、初めて抱いたとき興奮した」


 そんな報告は断じていらない。


「幼児体型って失礼ね」
「妹なのにエロイ体を妄想してたら危ないだろ」


 たしかにそうだけど。


「ヤバい。これ、外したい」
「や、やめてよ!」


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