【完】セカンドマリッジライフ

「キャハハ、利久さんだってまだ十分若いのにジジ臭いの!」

「ジジ臭って…。そりゃあそうだろう。 俺と君じゃあ10も歳が違う。…離れすぎだろう」

「そうですかあ?別に大した歳の差じゃないと思うけど、最近は歳の離れた結婚も流行ってますしね!」

「別に君と結婚して男女の仲になりたいとかじゃないから誤解のないように。 俺はもう犬猫たちが幸せでいてくれりゃーそれでいいんだ」

「そういえば…!!!」

目の前の信号が赤になり、急ブレーキがかかる。

紫色に染まった明るい夜の空からは、しんしんと音もなく雪が降り注ぐ。 北海道の夜は想像以上に美しかった。

雪が降り注ぐ夜は空が青白くなり明るくなるらしいのだ。

美しい物は都内で沢山見て来たのに、何故か生まれて初めて見る雪景色に心が奪われてしまっていたのだ。 広大な自然は作られた人工の光を遥かにしのぐ輝きを放っていた。

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