【完】セカンドマリッジライフ
「そうなんだ。どうしたの?てゆーか何で電話番号…」
「北原さんから聞いたんだよ。」
「ああ…なるほど。」
北原さんというのは元所属していた事務所の人間だ。
引退はしたけれど何かあった時の為に一応新しい連絡先は教えておいた。 掛かって着た事はないが…。
つーか勝手に琥太郎に電話番号を教えないで欲しい。 教える前に一言位何かあってもいいものだが。 どっちにしても忘れてしまいたい過去の人だ。
「つーかこの間のえるさんからも雪乃に会ったって聞いてびっくりしてたんだ。 あ、知ってる?神山のえる。今俺と噂になってるモデルさんだけど。
そののえるさんから雪乃に北海道で会ったって!
しかも雪乃今結婚しちゃったんだって?!俺そんなの何も知らなくってびっくりしたよ!」
「あー…はあー…まあ…」
琥太郎、相変わらずだな。 饒舌でよく喋る人。
私もお喋りなタイプだって言われるけれど、それはあくまでも社交辞令的な意味合いが多い。
だから琥太郎と付き合っている時も基本的に彼の話をニコニコと聞いて聞き役に徹していた。
あの頃は……ぐいぐい強引で私よりずっと大人で頼りになる人だと思ってた。
「北原さんから聞いたんだよ。」
「ああ…なるほど。」
北原さんというのは元所属していた事務所の人間だ。
引退はしたけれど何かあった時の為に一応新しい連絡先は教えておいた。 掛かって着た事はないが…。
つーか勝手に琥太郎に電話番号を教えないで欲しい。 教える前に一言位何かあってもいいものだが。 どっちにしても忘れてしまいたい過去の人だ。
「つーかこの間のえるさんからも雪乃に会ったって聞いてびっくりしてたんだ。 あ、知ってる?神山のえる。今俺と噂になってるモデルさんだけど。
そののえるさんから雪乃に北海道で会ったって!
しかも雪乃今結婚しちゃったんだって?!俺そんなの何も知らなくってびっくりしたよ!」
「あー…はあー…まあ…」
琥太郎、相変わらずだな。 饒舌でよく喋る人。
私もお喋りなタイプだって言われるけれど、それはあくまでも社交辞令的な意味合いが多い。
だから琥太郎と付き合っている時も基本的に彼の話をニコニコと聞いて聞き役に徹していた。
あの頃は……ぐいぐい強引で私よりずっと大人で頼りになる人だと思ってた。