【完】セカンドマリッジライフ
「~~~~ッ!利久さんはそんな人じゃない!
この件は利久さんには話していないの!だからこんなコソコソ電話しているんでしょう?
そもそも普通元カレと連絡取ってるなんて誰だって嫌がるっての!」
「あはは~俺ってフランクだからそういうのあんまり気にしないけどね~。」
そりゃあ、あんただからでしょうよ…!あんたと利久さんを一緒にしないで。 たった数分琥太郎と話しただけなのに熱が更に上がっていくのを感じた。
「琥太郎…。ハッキリ言うけど、私もうモデルの仕事はしたくないの」
「何で…?それって旦那さんの意向みたいな?」
「利久さんは関係ないよ。 利久さんは私がしたいって事はきっと反対しない人だと思う。
私がもうモデルの仕事はしたくないの。」
「そんなの勿体ないよ。雪乃はキャリアだってあるし、モデルとしてはこれからの人だろう?
それに断るには勿体なさ過ぎる話だ。ニューヨークの有名な宝石ブランドのお偉いさんだって雪乃が良いって言ってるんだ。
それってすごく光栄な事だろう」