【完】セカンドマリッジライフ

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「きゃわゆぃいいいいいいい!!!!!!!ひぃーッはあーッ。ハァハァ…やば…ドキドキが止まらない…」

「嬉しいからって笑い過ぎなんだよ君は。 はぁーーーー…つーかどーすんだよ、コレ。頭が痛い」

「利久さんってばひどーッ。もぉめちゃくちゃ可愛いじゃないですかあー!全部飼いましょう!うちの新しい子供たちです!」

「馬鹿か!君はッ!うちには武蔵にくわえ、イチ、ニ、サンがいる!これ以上増やせば破産しちまう…!」

数日後、みどり動物病院には大きな段ボールが届けられた。  こういった事はよくある事らしい。
大きな段ボールには生まれたての子猫が4匹。 みゃあみゃあと小さな鳴き声を上げている。

昨日、持ち込まれた子猫たちはどうやら野良猫が産んだ子達のようだ。 そして困り果てた野良猫たちの駆け込み寺として有名なみどり動物病院。

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