能力を失った聖女は用済みですか?
「カイエン様ー!」
すると、頭上を見たカイエンが馬を止め、後続隊も次々と停止した。
「ルナ!?なんでここに!?」
驚くカイエンの前に降り立った私は、出来たばかりの大地の匂いを全身で感じた。
深い新緑の濃い薫りと、湿った水分の蒸発していく匂い。
天地創造後の世界とは、こうであったのかもしれないと、ひたすら感動が溢れた。
「大地を見ましたか!?地母神ガラティアが……大地を甦らせてくれたんです!」
「地母神……ガラティア……?」
カイエンは目を凝らして辺りを見たけど、私の前に座っているガラティアを目視できないようだ。
キドニーのイモ畑でもカイエンにはガラティアが見えてなかった。
やはり、聖女にしか見えないのだ。
「ええと……精霊を超える存在の地母神ガラティアが、シャンバラの民の信仰心を喜んで、力を貸してくれたんです!」
「……そうか、この奇跡は地母神の仕業……ということは、ルナ。お前の力は戻ったのだな?」
「戻った……というか……」
私は言い淀んだ。
そこには少し複雑な事情があるけど、今はそんなこと話している場合じゃない。
ただこの喜びを、心の限り堪能したかった。
すると、頭上を見たカイエンが馬を止め、後続隊も次々と停止した。
「ルナ!?なんでここに!?」
驚くカイエンの前に降り立った私は、出来たばかりの大地の匂いを全身で感じた。
深い新緑の濃い薫りと、湿った水分の蒸発していく匂い。
天地創造後の世界とは、こうであったのかもしれないと、ひたすら感動が溢れた。
「大地を見ましたか!?地母神ガラティアが……大地を甦らせてくれたんです!」
「地母神……ガラティア……?」
カイエンは目を凝らして辺りを見たけど、私の前に座っているガラティアを目視できないようだ。
キドニーのイモ畑でもカイエンにはガラティアが見えてなかった。
やはり、聖女にしか見えないのだ。
「ええと……精霊を超える存在の地母神ガラティアが、シャンバラの民の信仰心を喜んで、力を貸してくれたんです!」
「……そうか、この奇跡は地母神の仕業……ということは、ルナ。お前の力は戻ったのだな?」
「戻った……というか……」
私は言い淀んだ。
そこには少し複雑な事情があるけど、今はそんなこと話している場合じゃない。
ただこの喜びを、心の限り堪能したかった。