能力を失った聖女は用済みですか?
『くっ……くそ……』
『諦めろ。お前も薄々感じておるのじゃろ?今世界は正の感情で満たされつつある。それもこれも、聖女の作った菓子の賜物じゃ』
え、そうなんですか!?
と、喉元まで出かかった言葉を、私は呑み込んだ。
余計なことを言って、話がややこしくなるのは絶対避けたい。
『……そうか。国落としの邪魔になると思い、追い出した聖女に、逆にやられたと言うわけか……口惜しい』
『相手が悪かったのう。まさか聖女が隣国でイモを植えて、商品化し、バカ売れするとは思うまいよ』
地母神と邪神は示し合わせたようにこちらを見た。
まるで変な生物を見るような視線に、私の繊細なハートはグリグリと抉られる。
こっちだって、商品化されて売れるなんて思わなかったのに……あんまりよっ。
『というわけでな……邪神、お前は大人しく封印されておけ!』
『断る。素直に従っては邪神の名折れだ』
『面倒臭いのう……全く、妾のように素直でないと愛されぬぞえ?』
やれやれと肩を竦めたガラティアに、私は声を大にして言いたいことがある……。
面倒臭いのは地母神も同じであると!
いや、あなたの方が面倒臭いかも、と!
『諦めろ。お前も薄々感じておるのじゃろ?今世界は正の感情で満たされつつある。それもこれも、聖女の作った菓子の賜物じゃ』
え、そうなんですか!?
と、喉元まで出かかった言葉を、私は呑み込んだ。
余計なことを言って、話がややこしくなるのは絶対避けたい。
『……そうか。国落としの邪魔になると思い、追い出した聖女に、逆にやられたと言うわけか……口惜しい』
『相手が悪かったのう。まさか聖女が隣国でイモを植えて、商品化し、バカ売れするとは思うまいよ』
地母神と邪神は示し合わせたようにこちらを見た。
まるで変な生物を見るような視線に、私の繊細なハートはグリグリと抉られる。
こっちだって、商品化されて売れるなんて思わなかったのに……あんまりよっ。
『というわけでな……邪神、お前は大人しく封印されておけ!』
『断る。素直に従っては邪神の名折れだ』
『面倒臭いのう……全く、妾のように素直でないと愛されぬぞえ?』
やれやれと肩を竦めたガラティアに、私は声を大にして言いたいことがある……。
面倒臭いのは地母神も同じであると!
いや、あなたの方が面倒臭いかも、と!