先生と生徒の関係
事件!
ブーブー
圭人
「今日はありがとう。これからは悲しませないように、笑わせて、楽しませてあげる。これからは離れないでいようね。」
既読
「こちらこそありがとう。一生離れたくありません。これからたくさん思い出作っていこうね」 
既読

次の日からは明るさを戻して学校に行けるようになった。
毎日メールのやり取りをして次会う予定を立てたりもした。

《デート一回目》
デパートに行くことにした。
おそろいのパーカを買ってその場で来て買い物をした。
「手、つなご」
川中から言ってくれた
「うん」
「なんか緊張するね」
「そうだねw」
こんな些細な場所でも笑いが起こる

「川中写真撮りたい!」
「ケータイじゃなくてプリクラがいい」
「女子高生ってプリクラ好きだよな」
「だって可愛くなるもん」
「僕、プリクラ初めて」
「初めてじゃなかったら困る!」
「そっか」
「川中の初めてもらいました!」
「はい、あげました」

川中はなれてなかったからあまり盛れてないプリクラになったけどそういうところも可愛かった。
ピースがぎこちなかった。
写真苦手なんだろうな。とも思った

そろそろ帰る時間が近くなってきた時

事件はおこった。

「川中先生?」
後ろから声が聞こえてきた
私も川中も後ろを振り向くと…

塾長がいた

これはまずい。
バイトをする前の契約書には
生徒との恋愛はしない
生徒と出かけない
と書いてあった

「川中先生?これはどういうことですか」
「二人の仲はいいと知っていたけれどこういうことだったんですか?」
「川中先生。明日空いてますか?」
「あ、はい。空いてます」
「では塾に18時に来てください」
「わかりました。」

塾長は離れていった

「るあ、ごめんな。」
「明日会えなくなった」
「うんん。大丈夫。私のせいで…」
私の頭に手をのせて
「るあのせいじゃないから」
「僕のことは気にしないどいて」
「大丈夫だから」
「帰ろっか!」
「うん」
今日も車で家まで送ってくれた
「バイバイ」
「待たね」

明日の川中が心配になりながらも見送った
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