先生と生徒の関係
好きすぎて
卒業式🎓
部活の先輩・仲良くしてくれた先輩が学校から卒業して高校に進んで行った。
「先輩!高校頑張ってください。」
「応援してます」
「ありがとう。」
「部活、後悔ないようにがんばってよ!」
「はい!ありがとうございます」 
笑顔と涙の別れだった。

これからは最上級生。
最後の〇〇ってことが多くなる。
あと一年したら卒業。
友達・先輩・後輩・先生ともお別れ。
楽しい一年にしよう!
後悔のないようにしよう!
と誓った

先輩を見送って卒業式の片付けてをした。
「あーぁ。先輩いなくなっちゃったね」
「そーだね」
「先輩みたいに足の早くて頑張ってやってる姿を後輩に残せるようにしなきゃね」
「うん!頑張ろう」

「1.2.3.4」「5.6.7.8」
「2.2.3.4」「5.6.7.8」
といつものように準備体操が始まった。
冬季練習で大会もないため、体幹トレーニングが多く辛い日々だ。
短距離こっち!長距離〜!幅跳びの人!
グループ別の声掛け。
「ファイト!」
と応援する声がグランド中飛び回っている

「川中聞いてよ」
「まじで練習きつすぎて嫌だよ」
「先生怖いし」
「きついのか。大変だね」
「もう嫌だ〜!」
「しょうがない。」
「うん。」
いつもの会話が部活の話に最近なっている。
「頑張りな」って言われるからいつも嬉しく、照れちゃって、頑張れちゃうの。

きつい練習の時には川中のこと思い出して頑張ってることをほんとは川中に伝えたい。もっとたくさん好きを伝えたいと思うけど…

先生
年上

だから、伝えらなれない

好きすぎなのに…
頭から離れなのに…
先生のこと追いかけてしまうのに…
先生の得意教科苦手なのに頑張ってるのに…
思いすぎているのに…  

私だけが先生のこと好き…

先生はどうしたら私のこと
好きになってくれるんですか?

真っ暗な部屋で布団の中で考えながら
何時間も泣いた。

「先生…先生…」
何回も声を出して泣いた。
ティッシュが足りないくらい涙が溢れた。
布団も涙で濡れた。
枕も色が変色していた。

「先生、大好き…」
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