秘密のカンケイ
呆けた表情の雄大はイズミの気持ちは1ミリも想像していなかったのだ。

「友人内で彼氏を寝取ってやろうと思っているんだから、本気じゃないと普通できないよ。イズミはアオイとも元々繋がっているんだし、それでもってことは友人関係は崩壊しても構わないというある意味強い気持ちがあるってこと」

そう私が告げるとビクッとイズミの肩が揺れる。イズミは雄大を奪えて私に対して優越感があったのだろう。そうでないと、あの日チョコレートを見せつけたりできない。

するとイズミが恨めしそうな顔で私を見上げてきた。

「詩音はズルイ。詩音から雄大を奪いたくて私は彼氏とは別れたのに、詩音は雄大と付き合いながらアオイと?両方手に入れるつもり!?私の方がずっと雄大を好きだったのにーーー」

そうして私に投げつけられたのはベルベットの箱だった。
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