秘密のカンケイ
「私はそんなものまで一緒に選んだのに……。雄大もアオイも結局詩音が奪っていく…。雄大くらいちょうだいよ…」

投げられた衝撃で中の指輪が顔を覗かせる。キラキラと光輝くダイヤ……。王道デザインに少しの遊び心がみえるそれは、本当に私のためのもの?

「雄大、俺ずっと詩音が好きだった。雄大が幸せにしてくれるのならと思っていたが、お前らの浮気現場をみたらもう無理だった。詩音は俺が奪う」

沈黙を破ってハッキリとした口調で告げるアオイにみんな一斉に視線をあげる。

「雄大もイズミも大切だった。ただここまで関係が拗れたらもう会わない方がいいと思う。取りあえず今日は詩音と帰らせてもらうから」

サッと私の手をつかむと部屋の外へ連れ出した。正直あのドロドロの空気を一緒に吸い続けるのはキツかったのでありがたかった。
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