王子と社長と元彼に迫られています!
振り返って驚きで声を上げることすら出来ないでいると服を着たままの優悟に抱きしめられた。

「ごめん。やっぱりもう一秒も待てない。そのままの千咲がほしい。」

手からシャワーが落ちて足元で暴れる。優悟が濡れてしまうと思い後ろ手でお湯を止めると、彼は私の首元に顔を埋めて匂いを嗅いできた。

「千咲、いい匂いする・・・。」

吐息が当たり思わず声が漏れてしまいそうなるのをすんでのところでこらえたが、次に胸元の匂いを嗅がれると、こらえきれなかった。

「まだ匂い嗅いだだけなのにそんな可愛い反応して俺のこと煽るなんてどういうつもり?」

耳元で責めるように言われて背中を撫で上げられる。先程慈しむように触れられた全身はすっかり敏感になってしまっていた。

「どういうつもりなのか言ってみて?言わないと次は下の方触るよ。」

今度は脇腹を撫でてくる。

「煽ってなんか・・・ないよ・・・。」

背中と脇腹を触られただけなのに自分でも信じられないくらい息も絶え絶えで答える。

「答えになってないな。」

優悟はぴしゃりとそう言ってひざまづくと太股から足の付け根を撫で始めた。恥ずかしい部分が彼の目の前にある。あまりのことに羞恥心で押し潰されそうだ。
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