王子と社長と元彼に迫られています!
「ジムの会員カードをなくしちゃって最近は受付で名前書いてたんだけど、この前二人で行ったカラオケに落ちてたみたいでジムに連絡くれたらしくて。それて取りに来たんだ。」
「え、そんなの言ってくれたら私が取りに行ったのに。わざわざ・・・。」
「ちぃちゃんに会いたかったからさ。」
「毎朝会ってるのに?」
「そりゃそうだよ。好きなんだもん。」
朝からこれは反則だ。優悟が3年間言ってくれなかった『会いたかった。』を紬くんは出逢って10日で言ってくれた。もし彼と付き合ったら恋愛ドラマや漫画に出てくるような甘い台詞をたくさん言ってもらえるのかもしれない。
今まで男性にそういう台詞を言ってほしいと思ったことはなかった。でも言われると胸がキュンとして、自分が彼に想われてることを実感できて、すごく嬉しい。
優悟と付き合っていた時は彼が私のことを好きだと思ってくれているという実感を持つことが出来なかった。でも彼なら・・・。
朝の光を浴びてますます美しく輝く横顔を見つめていると紬くんがこちらを向いたので慌てて前を向く。すると彼は私の前に回り込んで来て言った。
「今日、仕事の後よかったらうちに来ない?」
「え?」
「ちぃちゃんて基本的に残業ないんだよね?僕も今日は定時で帰れそうなんだ。軽く食事してから、ちぃちゃんの家に寄って壊れたパソコン持ってうちに来て新しいパソコンにデータ移すのはどう?」
「・・・えっと・・・じゃ、お願いしようかな。」
「やった!」
無邪気なその笑顔にまた心がツンツンと引っ張られるのを感じた。
「え、そんなの言ってくれたら私が取りに行ったのに。わざわざ・・・。」
「ちぃちゃんに会いたかったからさ。」
「毎朝会ってるのに?」
「そりゃそうだよ。好きなんだもん。」
朝からこれは反則だ。優悟が3年間言ってくれなかった『会いたかった。』を紬くんは出逢って10日で言ってくれた。もし彼と付き合ったら恋愛ドラマや漫画に出てくるような甘い台詞をたくさん言ってもらえるのかもしれない。
今まで男性にそういう台詞を言ってほしいと思ったことはなかった。でも言われると胸がキュンとして、自分が彼に想われてることを実感できて、すごく嬉しい。
優悟と付き合っていた時は彼が私のことを好きだと思ってくれているという実感を持つことが出来なかった。でも彼なら・・・。
朝の光を浴びてますます美しく輝く横顔を見つめていると紬くんがこちらを向いたので慌てて前を向く。すると彼は私の前に回り込んで来て言った。
「今日、仕事の後よかったらうちに来ない?」
「え?」
「ちぃちゃんて基本的に残業ないんだよね?僕も今日は定時で帰れそうなんだ。軽く食事してから、ちぃちゃんの家に寄って壊れたパソコン持ってうちに来て新しいパソコンにデータ移すのはどう?」
「・・・えっと・・・じゃ、お願いしようかな。」
「やった!」
無邪気なその笑顔にまた心がツンツンと引っ張られるのを感じた。