エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
一年生の時は楽しく通学できていたのだが、進級してクラス替えがあり、いじめが始まったという。
「これを見てください」と母親がスマホを出した。
それは七海のもので、画面に表示されているのは『2D』と名前のつけられたSNSのアカウント。
七海のことを表しているのか、『Nみ』『セブンシー』という呼び名が書かれ、悪口や嘲るような言葉が綴られていた。
それに反応している複数人のコメントも、似たようなものだ。
どうやら七海を誹謗中傷するためのアカウントらしい。
矢城の眉間に皺が寄る。
「SNSでのいじめですか。学校への相談は?」
「しました。でも実名ではないので、娘のことではないかもしれないと言われました。このアカウントを誰が作ったのか、コメントしている人も匿名なのでわからず、対処しようがないと言われたんです。見なければいい、とも……」
詩織のメモを取るペンに力が入った。
(ひどいよ……)
見なければいいと言われても、そんなアカウントがあると知ったら気にせずにいられない。
高校生はまだ子供だ。世界は学校や友人を中心に回っているだろう。
苦しくてたまらないはずである。
「これを見てください」と母親がスマホを出した。
それは七海のもので、画面に表示されているのは『2D』と名前のつけられたSNSのアカウント。
七海のことを表しているのか、『Nみ』『セブンシー』という呼び名が書かれ、悪口や嘲るような言葉が綴られていた。
それに反応している複数人のコメントも、似たようなものだ。
どうやら七海を誹謗中傷するためのアカウントらしい。
矢城の眉間に皺が寄る。
「SNSでのいじめですか。学校への相談は?」
「しました。でも実名ではないので、娘のことではないかもしれないと言われました。このアカウントを誰が作ったのか、コメントしている人も匿名なのでわからず、対処しようがないと言われたんです。見なければいい、とも……」
詩織のメモを取るペンに力が入った。
(ひどいよ……)
見なければいいと言われても、そんなアカウントがあると知ったら気にせずにいられない。
高校生はまだ子供だ。世界は学校や友人を中心に回っているだろう。
苦しくてたまらないはずである。