エリート弁護士は、溢れる庇護欲で年下彼女を囲い込む
証拠を用意したら、校長宛にいじめ対策要望書を提出。
母親の訴えを学校は聞いてくれなかったということだが、代理人弁護士から要望書が出されれば動かないわけにいかないだろう。
「SNSは実名を挙げての誹謗中傷なら被害届を出すことをお勧めしますが、この書き方だと受理してもらえない可能性が高いです。ですので証拠を取ってからプロバイダに削除依頼をするのがいいと思います。被害事実をまとめたら学校側と交渉です。弁護士に依頼することで吉野さんの本気度が伝わります。学校も応えてくれるでしょう」
母親は表情を明るくした。
「私に正式に依頼されますか?」という矢城の問いかけに、「お願いします」と頭を下げる。
詩織はホッとして頬を緩めた。
矢城がついていれば、七海の問題も解決するに違いないと信じているからだ。
けれども、それまで黙っていた七海が不愉快そうに口を開いた。
「なにもしなくていいって言ってるのに」
「そういうわけにいかないでしょう。お母さんは七海につらい思いをしてほしくないの」
「別につらくない。もうSNSは見ないし。あの子たちと友達もやめる。ぼっちになってもいいよ」
母親の訴えを学校は聞いてくれなかったということだが、代理人弁護士から要望書が出されれば動かないわけにいかないだろう。
「SNSは実名を挙げての誹謗中傷なら被害届を出すことをお勧めしますが、この書き方だと受理してもらえない可能性が高いです。ですので証拠を取ってからプロバイダに削除依頼をするのがいいと思います。被害事実をまとめたら学校側と交渉です。弁護士に依頼することで吉野さんの本気度が伝わります。学校も応えてくれるでしょう」
母親は表情を明るくした。
「私に正式に依頼されますか?」という矢城の問いかけに、「お願いします」と頭を下げる。
詩織はホッとして頬を緩めた。
矢城がついていれば、七海の問題も解決するに違いないと信じているからだ。
けれども、それまで黙っていた七海が不愉快そうに口を開いた。
「なにもしなくていいって言ってるのに」
「そういうわけにいかないでしょう。お母さんは七海につらい思いをしてほしくないの」
「別につらくない。もうSNSは見ないし。あの子たちと友達もやめる。ぼっちになってもいいよ」